青じそ(大葉)

青じそ(大葉)は、シソ科シソ属の一年草で、独特の爽やかな香りと風味を持つハーブです。日本では古くから薬味や食材として利用されてきました。刺身のつまや天ぷらの薬味として添えられているのを目にすることが多いですが、実はそれ以外にも様々な料理に活用できる万能なハーブです。

青じそ情報

和名: 青じそ(アオジソ)
別名: 大葉(オオバ)
英名: Green perilla, Shiso
学名: Perilla frutescens var. crispa f. viridis
分類: シソ科シソ属
原産地: 東アジア(中国)
生育環境: 日当たりの良い場所
旬: 6月~9月

青じそ特徴

葉: 緑色で、縁がギザギザしています。品種によって、縮れているもの(チリメンジソ)や平らなもの(カタメンジソ)があります。
茎: 四角形で、直立します。
花: 秋に、穂状に小さな白い花を咲かせます。
香り: 爽やかで、少しスパイシーな香り。
成分: ペリルアルデヒド、リモネン、α-ピネンなどの精油成分が含まれています。

分布

青じそは、東アジア原産で、中国、日本、韓国などで広く栽培されています。日本では、北海道から沖縄まで、全国各地で栽培されています。

青じそは、独特の爽やかな香りと、わずかな苦味、辛味、甘味があります。

料理

青じそは、様々な料理に利用できます。

薬味: 刺身、天ぷら、焼き魚、冷奴、そうめん、そばなどの薬味として。
野菜: サラダ、和え物、炒め物、天ぷら、おにぎり、パスタなどに。
その他: 梅干し、佃煮、ふりかけ、ジェノベーゼソース、スムージー、天ぷらなど。

利用法

青じそは、生で食べるだけでなく、様々な方法で利用できます。

生のまま: 薬味として、またはサラダや和え物に。
加熱: 炒め物、天ぷら、パスタなどに。
乾燥: 乾燥させて保存食に。
冷凍: 冷凍保存も可能です。

歴史

古代: 中国では、紀元前から薬用として利用されていました。
奈良時代: 日本に伝来し、薬用や食用として利用されるようになりました。
江戸時代: 栽培が盛んになり、庶民にも広く普及しました。
現代: 現在では、日本の食卓に欠かせないハーブの一つとなっています。

青じその効能

青じそには、様々な効能があるとされています。

食欲増進効果: 香り成分が食欲を増進させます。
殺菌効果: ペリルアルデヒドには、強い殺菌効果があります。
抗酸化作用: β-カロテンやビタミンEなどの抗酸化物質が含まれています。
アレルギー抑制効果: ロズマリン酸には、アレルギー症状を抑制する効果があります。

青じその栽培

青じそは、比較的簡単に栽培できます。

種まき: 春に種をまきます。
日当たり: 日当たりの良い場所で育てます。
水やり: 土が乾いたら水をやります。
収穫: 葉が大きくなったら、随時収穫します。

その他

青じそは、「しそ」と呼ばれることもありますが、「しそ」には赤じそも含まれます。
青じその葉を「大葉」と呼ぶのは、葉が大きく、芽や花穂と区別するためです。
青じそは、日本の食文化に深く根付いた、重要なハーブです。その爽やかな香りと風味は、多くの日本人に愛されています。

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