じゃがいもを使った「おつまみ」:ワイン、ビールに合うおしゃれな 5 品
じゃがいもは、その親しみやすさ、汎用性の高さから、私たちの食卓に欠かせない存在です。しかし、その素朴さゆえに、おつまみとして「おしゃれ」なイメージから遠ざかってしまうことも。そこで今回は、ワインやビールとの相性も抜群で、食卓を彩る「じゃがいもを使ったおしゃれなおつまみ」を5品ご紹介します。一手間加えるだけで、いつものじゃがいもが主役級の美味しさに変身します。
1. じゃがいもとハーブのフォカッチャ風
ふかしたじゃがいもを生地に練り込むことで、もちもちとした食感と優しい甘みが引き立ちます。ローズマリーやタイムなどのフレッシュハーブの香りが食欲をそそり、ワインとの相性は格別です。
材料
- じゃがいも:中2個
- 強力粉:200g
- ドライイースト:3g
- 砂糖:5g
- 塩:4g
- オリーブオイル:大さじ3
- 水:120ml
- フレッシュハーブ(ローズマリー、タイムなど):適量
- 粗挽き塩:少々
作り方
- じゃがいもは皮ごと茹でるか蒸して、熱いうちに皮をむき、フォークなどで潰しておく。
- ボウルに強力粉、ドライイースト、砂糖、塩を入れて混ぜ合わせる。
- 水とオリーブオイル(大さじ1)を加えて、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
- 潰したじゃがいもを加えて、生地がなめらかになるまでよくこねる。
- 生地を丸めてボウルに入れ、ラップをして温かい場所で約1時間、2倍の大きさになるまで発酵させる。
- 発酵が終わったら、生地を軽く押してガスを抜き、オーブンシートを敷いた天板に広げる。指でくぼみを作り、残りのオリーブオイル(大さじ2)を全体に塗る。
- フレッシュハーブをちぎって散らし、粗挽き塩を振る。
- 200℃に予熱したオーブンで15~20分、焼き色がつくまで焼く。
ポイント:じゃがいもは熱いうちに潰すことで、生地に均一に混ざりやすくなります。ハーブはお好みで、バジルやディルなどもおすすめです。焼き立てはもちろん、冷めても美味しく、ビールのお供にもぴったりです。
2. じゃがいもとベーコンのミニキッシュ
サクサクのパイ生地(冷凍パイシートでも可)に、クリーミーなアパレイユとごろごろとしたじゃがいも、香ばしいベーコンを閉じ込めたミニキッシュ。一口サイズで食べやすく、見た目も華やかなのでパーティーシーンにも最適です。
材料
- 冷凍パイシート:2枚
- じゃがいも:中1個
- ベーコン:2枚
- 玉ねぎ:1/4個
- 卵:1個
- 生クリーム:100ml
- ピザ用チーズ:30g
- 塩、こしょう:少々
- バター:適量
作り方
- じゃがいもは皮をむいて1cm角に切り、耐熱容器に入れてラップをし、電子レンジで3~4分加熱して柔らかくする。
- ベーコンは1cm幅に、玉ねぎはみじん切りにする。
- フライパンにバターを熱し、ベーコンと玉ねぎを炒め、火が通ったら塩、こしょうで味を調える。
- ボウルに卵を割りほぐし、生クリーム、ピザ用チーズ、炒めたベーコンと玉ねぎ、粗熱が取れたじゃがいもを加えて混ぜ合わせる。
- 冷凍パイシートを型に合わせてカットし、マフィン型などに敷き詰める。
- ④の生地を流し込み、200℃に予熱したオーブンで20~25分、表面に焼き色がつくまで焼く。
ポイント:じゃがいもは少し大きめにカットすることで、食感のアクセントになります。ほうれん草やきのこ類を加えても美味しいです。熱々はもちろん、冷めても美味しく、ワインとのペアリングが楽しめます。
3. じゃがいもと明太子のマカロニグラタン
定番のグラタンに、ほくほくのじゃがいもとピリ辛の明太子をプラス。クリーミーなホワイトソースと明太子の旨味が絶妙なハーモニーを奏で、ビールが止まらなくなる一品です。
材料
- じゃがいも:中2個
- マカロニ:50g
- 明太子:1腹
- 玉ねぎ:1/4個
- バター:20g
- 薄力粉:20g
- 牛乳:250ml
- ピザ用チーズ:40g
- 塩、こしょう:少々
- パセリ(みじん切り):適量
作り方
- じゃがいもは皮をむいて1cm角に切り、耐熱容器に入れてラップをし、電子レンジで3~4分加熱して柔らかくする。
- マカロニは袋の表示通りに茹でる。
- 玉ねぎはみじん切りにする。明太子は薄皮から中身を取り出す。
- 鍋にバターを熱し、玉ねぎをしんなりするまで炒める。
- 薄力粉を加えて弱火で炒め、粉っぽさがなくなったら牛乳を少しずつ加えながら泡立て器で混ぜ、なめらかなホワイトソースを作る。
- 火から下ろし、明太子、茹でたマカロニ、加熱したじゃがいも、塩、こしょうを加えて混ぜ合わせる。
- 耐熱皿に流し込み、ピザ用チーズを散らして、200℃に予熱したオーブンで10~15分、チーズに焼き色がつくまで焼く。
- お好みでパセリを散らす。
ポイント:明太子は辛さを控えめにしたい場合は、中の種を取り除くと良いでしょう。チーズの種類を変えることで、風味のバリエーションが楽しめます。熱々をハフハフしながら食べるのがおすすめです。
4. じゃがいものガレット ~トリュフオイル風味~
薄くスライスしたじゃがいもをカリカリに焼き上げたガレット。トリュフオイルの芳醇な香りが食欲をそそり、シンプルながらも贅沢な味わいです。白ワインとの相性は抜群で、特別な日の前菜にもぴったりです。
材料
- じゃがいも:中2個
- バター:10g
- 塩、こしょう:少々
- トリュフオイル:適量
作り方
- じゃがいもは皮をむいて千切りにし、水にさらしてアクを抜いたら、しっかりと水気を切る。
- ボウルにじゃがいも、溶かしバター、塩、こしょうを入れて混ぜ合わせる。
- フライパンに油(分量外)を熱し、②を円盤状に広げ入れ、中火で両面をカリカリになるまで焼く。
- 焼きあがったら器に盛り、トリュフオイルを回しかける。
ポイント:じゃがいもの水気をしっかり切ることが、カリカリに仕上げるコツです。フライパンで焼く際は、あまり動かさずにじっくりと焼くと綺麗に仕上がります。きのこ類を一緒に焼いても美味しいです。
5. じゃがいもとアンチョビのオーブン焼き
ホクホクに焼きあがったじゃがいもに、アンチョビの塩味と旨味が染み込んだ、シンプルながらも後を引く美味しさ。オーブンでじっくり火を通すことで、じゃがいもの甘みが引き出されます。
材料
- じゃがいも:大2個
- アンチョビフィレ:3枚
- にんにく:1かけ
- オリーブオイル:大さじ3
- ローズマリー:1枝
- 塩、こしょう:少々
作り方
- じゃがいもは皮ごとよく洗い、一口大に切る。
- アンチョビは細かく刻む。にんにくは薄切りにする。
- ボウルにじゃがいも、アンチョビ、にんにく、オリーブオイル、ローズマリー、塩、こしょうを入れてよく混ぜ合わせる。
- 耐熱皿に広げ、200℃に予熱したオーブンで30~40分、じゃがいもが柔らかくなるまで焼く。
ポイント:アンチョビの塩分があるので、塩の量は控えめに調整してください。ハーブはローズマリーの他に、タイムやオレガノなども合います。熱々をそのまま、またはディップソースを添えても楽しめます。
まとめ
今回ご紹介した5品は、どれもじゃがいもの魅力を最大限に引き出し、ワインやビールとの相性も抜群のおつまみばかりです。特別な材料は必要なく、ご家庭で手軽に作れるものばかりですので、ぜひ色々なシーンで試してみてください。じゃがいもを使ったおつまみは、あなたの食卓をさらに豊かに、そして華やかにしてくれるはずです。
