山芋の「鉄板焼き」:ふっくらお好み焼き風レシピ
はじめに
山芋は、その独特の粘りと風味で、和食の食材として古くから親しまれてきました。すりおろしてとろろご飯にするのが一般的ですが、今回は山芋を主役にした「鉄板焼き」のレシピをご紹介します。まるでふっくらとしたお好み焼きのような食感で、山芋の優しい甘みと香ばしい焼き目が食欲をそそる一品です。
このレシピは、特別な材料や難しいテクニックは必要ありません。家庭にある調味料とフライパンがあれば、誰でも手軽に作ることができます。おやつやおつまみとしてはもちろん、軽食としても満足感のある、万能な山芋料理と言えるでしょう。
材料(2人分)
- 山芋:200g
- 卵:1個
- 薄力粉:大さじ3
- だし汁(または水):大さじ2
- 醤油:小さじ1
- みりん:小さじ1
- 塩:少々
- サラダ油(またはお好みの油):適量
- お好みで:
- 刻みネギ
- 青のり
- かつお節
- お好みソース
- マヨネーズ
作り方
下準備
- 山芋の皮をむき、すりおろします。すりおろす際は、粘り気が出るまでしっかりとすりましょう。
- ボウルに卵を割り入れ、溶きほぐします。
生地を作る
- 卵を溶いたボウルに、すりおろした山芋、薄力粉、だし汁(または水)、醤油、みりん、塩を加えてよく混ぜ合わせます。粉っぽさがなくなるまで、ダマにならないように丁寧に混ぜるのがポイントです。
- 生地が緩すぎる場合は、薄力粉を少量ずつ加えて調整してください。逆に固すぎる場合は、だし汁(または水)を少量ずつ加えて調整します。
焼く
- フライパンにサラダ油を熱し、中火にします。
- 生地の半量をフライパンに流し入れ、円形に広げます。
- 片面がきつね色になり、表面に気泡が出てくるまで2〜3分焼きます。
- 裏返して、もう片面も同様にきつね色になるまで2〜3分焼きます。
- 残りの生地も同様に焼きます。
仕上げ
- 焼きあがった山芋の鉄板焼きをお皿に盛り付けます。
- お好みで、刻みネギ、青のり、かつお節などを散らします。お好みソースやマヨネーズをかけても美味しくいただけます。
美味しく作るためのコツ
山芋の選び方
山芋は、ずっしりと重みがあり、皮に傷が少なく、ハリがあるものを選びましょう。中国山芋(長芋)は粘り気が少なく、すりおろした時にサラサラとした仕上がりになります。大和芋は粘り気が強く、ふっくらとした仕上がりになります。お好みの食感に合わせて選び分けてみてください。
生地の混ぜ方
生地を混ぜすぎると、山芋の粘り気が失われ、ふっくらとした仕上がりになりにくくなります。粉っぽさがなくなったら、混ぜすぎないように注意しましょう。
焼き加減
火加減は中火が適しています。強火すぎると焦げ付きやすく、弱火すぎると火が通るのに時間がかかり、ふっくら感が損なわれることがあります。片面ずつ、じっくりと焼き色をつけるように焼くのがポイントです。
アレンジ
この基本のレシピに、刻んだ紅生姜や桜えび、チーズなどを加えることで、さらにバリエーション豊かな味わいを楽しむことができます。また、豚肉やシーフードなどを加えて、ボリュームアップさせるのもおすすめです。
山芋の鉄板焼きの魅力
ヘルシーで栄養満点
山芋には、食物繊維やビタミンB群、カリウムなどが豊富に含まれています。また、消化酵素であるアミラーゼも含まれているため、消化を助ける効果も期待できます。油で焼きますが、生地の主原料が山芋なので、比較的ヘルシーな点も魅力です。
調理の簡単さ
材料を混ぜて焼くだけという、非常にシンプルな工程で作ることができます。忙しい時でも手軽に作れるため、日常的な料理としても活躍します。
アレンジの幅広さ
前述したように、様々な具材や調味料を加えることで、飽きずに楽しめるのがこのレシピの大きな利点です。その日の気分や冷蔵庫にあるもので、自由自在にアレンジしてみましょう。
見た目の可愛らしさ
焼きあがった山芋の鉄板焼きは、素朴ながらも可愛らしい見た目をしています。お皿に盛り付け、彩りよくトッピングすることで、食卓を華やかにしてくれます。
まとめ
山芋の「鉄板焼き」は、山芋の持つふっくらとした食感と優しい甘みを存分に楽しめる、簡単で美味しいレシピです。お好みで様々なトッピングや具材を加えて、自分好みの味を見つけるのも楽しみの一つでしょう。ヘルシーで栄養価も高いので、健康を意識する方にもおすすめです。ぜひ、ご家庭でこの絶品山芋料理を試してみてください。
このレシピをマスターすれば、おやつ、おつまみ、軽食と、様々なシーンで活躍すること間違いなしです。山芋の新たな魅力を発見できる、おすすめの一品です。
