りんごの「パン」:りんごを使ったパン、ブリオッシュのレシピ

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りんごの「パン」:ブリオッシュのレシピと魅力

りんごを練り込んだブリオッシュは、その甘酸っぱい香りとふわふわの食感が絶妙なハーモニーを奏でる、特別なパンです。朝食やおやつ、デザートとしても楽しめるこのレシピは、意外と家庭でも作りやすく、りんごの風味を存分に味わうことができます。

ブリオッシュとは?

ブリオッシュは、フランス発祥のパンで、生地に卵やバターをたっぷり練り込むことで、非常にリッチでしっとりとした食感が特徴です。通常のパン生地に比べて、よりケーキに近いような風味と口溶けの良さを持っています。このリッチな生地に、りんごの甘みと酸味が加わることで、さらに奥深い味わいへと昇華します。

ブリオッシュとりんごの相性

りんごの爽やかな酸味は、ブリオッシュの濃厚なバターと卵の風味を引き締め、飽きのこない美味しさを生み出します。また、加熱されたりんごの甘さは、生地の甘さと調和し、全体としてバランスの取れた味わいになります。りんごのシャキシャキとした食感が残れば、食感のアクセントとしても楽しめます。

りんごのブリオッシュ レシピ

ここでは、家庭で作りやすいりんごのブリオッシュのレシピをご紹介します。材料の計量や手順を丁寧に行うことで、美味しいブリオッシュが完成します。

材料

  • 強力粉:250g
  • 砂糖:40g
  • 塩:4g
  • ドライイースト:4g
  • 卵:1個(約50g)
  • 牛乳:80ml
  • 無塩バター:50g(常温に戻す)
  • りんご:1個(中サイズ、約150g)
  • シナモンパウダー:少々(お好みで)

下準備

  • りんごは皮をむき、1cm角に切る。フライパンに少量のバター(分量外)を熱し、りんごを炒める。お好みでシナモンパウダーを加えても良い。りんごがしんなりしたら粗熱を取っておく。
  • バターは常温に戻しておく。
  • 卵と牛乳は混ぜ合わせておく。

作り方

  1. ボウルに強力粉、砂糖、塩、ドライイーストを入れ、軽く混ぜ合わせる。
  2. 溶き卵と牛乳を加え、粉っぽさがなくなるまでゴムベラで混ぜる。
  3. 生地がまとまってきたら、台の上に出し、なめらかになるまで5分ほどこねる。
  4. 常温に戻したバターを数回に分けて加え、生地にしっかりと練り込む。バターが全体に馴染み、生地が弾力を持つまで10分ほどこねる。
  5. 下準備で炒めたりんごを加え、生地全体に均一に散らばるように混ぜ込む。
  6. 生地を丸めて、ボウルに入れ、ラップをかける。暖かい場所(30℃程度)で約1時間、生地が2倍の大きさになるまで一次発酵させる。
  7. 一次発酵が終わったら、生地を軽く押してガスを抜く。
  8. 生地を分割し、丸め直して、型に入れるか、天板に並べる。
  9. 型に入れる場合は、型にバター(分量外)を塗り、生地を詰める。
  10. 型に入れず、天板に並べる場合は、オーブンシートを敷いた天板に間隔をあけて並べる。
  11. 二次発酵:暖かい場所(30℃程度)で約40分、生地が1.5倍の大きさになるまで二次発酵させる。
  12. オーブンを180℃に予熱する。
  13. 二次発酵が終わったら、表面に卵黄(分量外、少量の水で溶いたもの)を塗ると、焼き色が綺麗になる。
  14. 180℃のオーブンで20~25分、こんがりと焼き色がつくまで焼く。
  15. 焼きあがったら、型から取り出し、網の上で冷ます。

ポイント

  • りんごの水分量によって、生地の固さが変わることがあります。必要に応じて牛乳の量を微調整してください。
  • バターをしっかり練り込むことが、ブリオッシュのふわふわ食感の秘訣です。
  • 発酵時間は、室温や湿度によって変わります。生地の膨らみ具合を見て判断してください。
  • りんごを炒める際に、レーズンやクルミなどを加えても美味しいです。

りんごのブリオッシュの楽しみ方

焼きあがったばかりのりんごのブリオッシュは、そのまま食べるのが一番おすすめです。バターの風味が豊かで、りんごの甘酸っぱさが口いっぱいに広がります。

朝食として

温かいコーヒーや紅茶と一緒に、優雅な朝食として楽しめます。軽くトーストして、バターを塗っても絶品です。

デザートとして

バニラアイスクリームを添えたり、ホイップクリームを乗せたりすると、立派なデザートになります。温めてから、カラメルソースなどをかけても美味しいでしょう。

アレンジ

生地にシナモンやカルダモンなどのスパイスを加えると、より風味豊かになります。また、ドライフルーツを混ぜ込んだり、クリームチーズを挟んで焼いたりするのもおすすめです。

りんごのブリオッシュの魅力

りんごのブリオッシュは、その見た目の可愛らしさも魅力の一つです。焼きあがった時の、黄金色の美しい焼き色と、りんごのピンク色が覗く様子は、食欲をそそります。

手土産にも最適

手作り感あふれるりんごのブリオッシュは、友人や家族への手土産にも喜ばれます。丁寧に作られたパンは、贈る側の愛情も伝わるでしょう。

季節感

りんごが旬の秋にはもちろん、一年を通して手軽に作れるのも魅力です。りんごの甘酸っぱさは、どんな季節にもマッチします。

まとめ

りんごのブリオッシュは、リッチな生地と甘酸っぱいりんごの風味が絶妙に調和した、特別なパンです。手作りすることで、その美味しさをより一層感じることができます。ぜひ、ご家庭でこの美味しいりんごのブリオッシュ作りに挑戦してみてください。