自家製みかんピール「Candied Peel」の作り方
はじめに
みかんの皮を無駄なく活用できる「Candied Peel(キャンディッドピール)」は、自家製ならではの風味と食感が楽しめるお菓子です。そのまま食べても美味しいですが、クッキーやパウンドケーキに混ぜ込んだり、チョコレートでコーティングしたりと、アレンジの幅も広がります。今回は、家庭で簡単に作れる、本格的なみかんピールの作り方をご紹介します。苦味の少ない、上品な甘さのみかんピールを目指しましょう。
材料
- みかん: 3〜4個(中サイズ、無農薬または低農薬が望ましい)
- 砂糖: みかんの皮の重さの50%〜80%(お好みで調整)
- 水: 砂糖と同量
- (お好みで)ラム酒やブランデー: 少々
道具
- 包丁
- まな板
- ボウル(大小)
- 鍋
- ザル
- キッチンペーパー
- 保存容器
作り方の手順
1. みかんの準備
まず、みかんをきれいに洗います。無農薬や低農薬のみかんを使用するのが理想ですが、もしそうでない場合は、塩を軽くまぶしてこすり洗いし、流水でよく洗い流すと、表面のワックスや汚れを落とすことができます。
2. 皮の剥き方
みかんのヘタの部分から、縦に4〜6等分になるように、包丁で皮に切り込みを入れます。この時、果肉まで傷つけないように注意しましょう。切り込みを入れたら、手で皮を剥いていきます。剥いた皮は、白くて厚いワタの部分をできるだけ取り除きます。このワタの部分が苦味の原因になるので、丁寧に処理することで、苦味を抑えた美味しいピールが作れます。
3. 白ワタの処理
ワタをできるだけ取り除いた後、さらに苦味を抜くために、皮を水にさらします。ボウルに皮とたっぷりの水を入れ、冷蔵庫で一晩(最低でも数時間)置きます。この工程を省くと、独特の苦味が強く残ってしまうので、重要なポイントです。
4. 下茹で
一晩水にさらした皮を、たっぷりの水から茹でます。沸騰したら弱火にし、3〜5分程度茹でこぼします。これを2〜3回繰り返すことで、さらに苦味を抜いていきます。茹でこぼすたびに、皮の柔らかさや苦味の抜け具合を確認してください。皮が少し柔らかくなり、苦味が気にならなくなったらOKです。
5. 砂糖漬け(シロップ漬け)
下茹でが終わった皮をザルにあけ、水気を切ります。鍋に砂糖と水を入れて火にかけ、砂糖が完全に溶けるまで混ぜます。沸騰したら、下茹でした皮を加えます。弱火にし、時々皮を混ぜながら、水分が少なくなり、皮にシロップがしっかりと染み込むまで煮詰めます。この時、焦げ付かないように注意してください。目安としては、15〜20分程度です。
6. 乾燥
皮がシロップを吸って、艶が出てきたら火を止めます。クッキングシートを敷いたバットなどに皮を並べ、風通しの良い場所で乾燥させます。表面が少し乾いて、ベタつかなくなったら完成です。数時間から一晩程度で乾くでしょう。
7. 保存
乾燥したみかんピールは、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存します。自家製のため、保存料は入っていませんが、砂糖漬けになっているため、比較的日持ちします。1〜2週間を目安に食べきるのがおすすめです。
美味しく作るためのコツとアレンジ
苦味を極限まで抑えるには
苦味を極限まで抑えたい場合は、白ワタの処理を丁寧に行うことと、下茹での回数を増やすことが重要です。また、水にさらす時間を長くするのも効果的です。
風味を加える
砂糖漬けの工程で、お好みでラム酒やブランデーを少量加えると、大人向けの風味豊かなピールになります。アルコール分を飛ばすように煮詰めてください。
甘さの調整
砂糖の量はお好みで調整してください。基本的には、みかんの皮の重さに対して50%〜80%程度が目安ですが、甘さ控えめがお好みであれば少なく、しっかり甘くしたい場合は多くしても構いません。
アレンジレシピ
- そのままおやつに: 丁寧に作れば、苦味が少なく上品な甘さなので、そのままおやつとして楽しめます。
- 焼き菓子に混ぜ込む: クッキー、パウンドケーキ、マフィンなどの生地に混ぜ込むと、爽やかな香りと食感がアクセントになります。
- チョコレートコーティング: 溶かしたチョコレートでコーティングすれば、本格的なチョコレート菓子になります。
- 紅茶やコーヒーの風味付けに: ティーポットやコーヒーサーバーに少量加えると、風味が豊かになります。
まとめ
自家製みかんピール「Candied Peel」は、手間をかけた分だけ、格別な美味しさが味わえる保存食です。みかんの皮の苦味を上手に抜き、上品な甘さと香りを引き出すことが成功の鍵となります。ぜひ、この機会に手作りに挑戦して、様々なアレンジで楽しんでみてください。捨ててしまうはずだったみかんの皮が、美味しいお菓子へと生まれ変わる喜びを、ぜひ体験してください。
